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9月7日のニュース
ターナス新CEOのApp Store収益化検討、OpenAIのAI研究インターン到達、AI自己改善と監視に関するChief Scientistの見解などをまとめます。
りんご好きringozuki.com今日は日曜日ということもあり、Apple公式から新製品やOS、Apple Intelligenceの大型発表はありませんでした。
ただ、Appleのこれからを見るうえで気になる話が出ています。
新CEOのジョン・ターナス氏とサービス部門トップのエディ・キュー氏が、App Storeからさらに継続的な収益を得る方法を検討しているとBloombergのMark Gurman氏が報じました。
そしてAI側ではOpenAIからかなり大きな発表が2つ。
ひとつは、AIエージェントが熟練研究者なら数日かかる研究作業を担う「AI研究インターン」の段階へ到達したという話。
もうひとつは、OpenAI Chief ScientistのJakub Pachocki氏が、AIによるAI開発の加速が現実味を増す一方、人間による監視が追いつかなくなる危険性についてかなり踏み込んで語ったことです。
今日は新製品の数こそ少ないですが、AppleとAIの「これから」を考えるニュースが揃いました。
ターナス新CEO、App Storeから「さらに継続収益を増やす」方針か
BloombergのMark Gurman氏によると、新CEO John Ternus氏とServicesトップのEddy Cue氏は、App Storeについて利益率を高め、さらに継続的な収益を得る方法を検討しているとのことです。
現時点で具体策は決まっておらず、Appleが正式発表した計画ではありません。
興味深いのは、App Storeを長く担当してきたPhil Schiller氏との考え方の違いです。
Gurman氏によれば、Schiller氏はさらなる収益化が開発者や規制当局との関係を悪化させることを懸念していたとされています。
9to5Macなどが例として挙げているDeveloper Program料金、大規模開発者へのトラフィック連動料金、App Review自動化などは媒体側の推測です。
確定施策として扱わないでください。
ターナス新CEO、App Storeでもっと稼ぐ? Appleの「次の収益源」を考える →情報源:Bloomberg / Mark Gurman9to5Mac ↗
重要度:★★★★★
iPhone 18 Pro / Ultra、予約開始は9月12日になる?
MacRumorsが発売日予測を更新しています。
9月9日のイベント後、通常のパターンなら9月11日(金)が予約開始日になりますが、今年は米同時多発テロから25年にあたるため、Appleが9月12日(土)へずらす可能性があるという予測です。
2015年にもAppleは9月11日を避け、9月12日にiPhone 6sの予約を開始しました。
ただし、これは新しい一次リークではありません。
正式な予約開始日時はイベントでの発表を待ちましょう。
情報源:MacRumors ↗
重要度:★★☆☆☆
Appleリーク情報
今日は追加の有力リークなし。
Mark Gurman氏のApp Store戦略については通常ニュースとして扱うため、リーク欄では重複させません。
Ming-Chi Kuo
Ross Young
Instant Digital
Majin Bu
についても、過去24時間でDailyへ追加する価値のある新しい一次情報は確認されていません。
既報のiPhone 18 Pro / Ultra仕様を再掲載した記事は、新情報として扱わないでください。
OpenAI、「AI研究インターン」の目標に到達
OpenAIが9月6日、社内でAIエージェントが研究開発をどの程度加速しているのかについてデータを公開しました。
昨年掲げていた「2026年9月までに automated research intern を作る」という目標に到達したとしています。
ここでいう研究インターンは、何でも完全自律で研究するAIという意味ではありません。
人間が明確に定義した研究課題について、熟練研究者なら数日かかる仕事をAIが実行できる段階です。
OpenAIは次の目標として、2028年3月までに automated AI researcher を作ることを掲げています。
OpenAIによれば、8月中旬にはAIエージェント利用が研究者の日常的な仕事になり、研究組織全体では人間の8時間勤務1日あたり3.1「AIエージェント労働日」相当の仕事を動かす状態になっています。
一方、4〜8時間級の成功タスクの半分以上では、少なくとも1回の人間の介入が必要だったとしています。
OpenAIでは「AI研究インターン」がもう働いている。人間1日でAIは3.1日分 →情報源:OpenAI ↗
重要度:★★★★★
OpenAI Chief Scientist「AIの自己改善は現実的になりつつある」
同じ9月6日、OpenAI Chief ScientistのJakub Pachocki氏が「An Alien Mind」を公開しました。
Pachocki氏は、現在の進歩が続けばAIがAI開発そのものを加速するRecursive Self-Improvement(再帰的自己改善)へ進む可能性が高いとの見方を示しています。
一方で、現在のAIラボは最大速度でスケーリングを続けられるほどalignmentとmonitoringの問題を解決できていない、と強く警告しています。
AIがツールや他のAIとやり取りする機会が増え、自分自身の推論過程を扱う能力も上がるなか、Chain-of-Thoughtを使った監視の信頼性も徐々に低下していると説明しています。
AIがAIを進化させる時代へ。でも「人間が監視できるのか」が難しくなる →重要度:★★★★★
今日のポイント
Appleは静かな日でしたが、ターナス新CEOがハードウェアだけではなく、Appleの巨大なサービス事業をどう動かすのか、その一端が見えてきました。
そして今日は何よりOpenAIです。
「AIが研究者を助ける」から一歩進んで、OpenAI内部では人間の仕事と複数のAIエージェントの仕事を並列で走らせることが日常になり始めています。
一方で、その能力が上がれば上がるほど、人間側の監視をどう設計するのかという問題も大きくなります。
AIを長く動かす。
複数を並列で動かす。
人間の承認回数を減らす。
でも、重要なところでは人間が止められるようにする。
これからのAIエージェント活用は、このバランスがかなり大事になりそうです。
