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iPhone Ultraの新構造、Apple新製品ラッシュ、Gemini 3.8 Flash登場
iPhone Ultraの2層UTG構造、9月のApple新製品、AppleのAIと環境目標、Gemini 3.8 Flash / Cyber、AI学習のfair useをめぐる動きなど、9月3日のApple・AIニュースをまとめます。
りんご好きringozuki.com9月3日のApple・AIニュースです。
今日はAppleから大きな新製品発表はありませんでした。
9月9日のAppleイベントがいよいよ近づいてきたこともあり、Apple関連はイベント直前の情報が中心です。
一方、AIではGoogleがGemini 3.8 FlashとGemini 3.8 Flash Cyberを正式発表。
特にGemini 3.8 Flashは、コーディングだけでなく長時間のAIエージェント作業を強く意識したモデルになっています。
Appleはイベント前の静けさ。
AIでは「仕事を続けるAI」の競争がさらに激しくなってきた一日です。
iPhone Ultra、折り目を減らす「2層UTG」構造を採用か
Apple初の折りたたみiPhoneとして登場が噂されている「iPhone Ultra」について、新しい情報が出ています。
韓国The Elecの報道を伝えたMacRumorsによると、iPhone Ultraではディスプレイを2枚のUTG(Ultra-Thin Glass/超薄型ガラス)で挟む構造が採用されるとのこと。
ディスプレイとヒンジが直接接触するのを避け、機械的な負荷を複数の層へ分散することで、耐久性を高めながら折り目を目立ちにくくする狙いがあるとされています。
さらにGoogle、Oppo、Vivoなども2027年の折りたたみ端末で同様の方式を採用する計画だと報じられています。
もし本当なら、Appleが折りたたみスマートフォンへ後発で参入するだけでなく、既存の折りたたみ端末で気になりやすかった「折り目」や耐久性をハードウェア側から改善しようとしていることになります。
これはかなりAppleらしいアプローチかもしれません。
ただし、iPhone Ultra自体を含め、現時点ではAppleから正式発表されていない情報です。
信頼度:★★★★☆
重要度:★★★★☆
9月はApple新製品ラッシュになる?
9月9日のAppleイベントが近づいています。
Appleはイベント開催そのものを正式に告知していますが、そこで発表される製品については、まだ正式発表前です。
現在の有力情報を整理すると、9月にはM6 / M5 Pro Mac mini、M5 Max / M5 Ultra Mac Studioに加え、iPhone 18 Pro、iPhone 18 Pro Max、Apple Watch Series 12、Apple Watch Ultra 4、AirPods 5など、多数の新製品が登場するとみられています。
さらに折りたたみ型のiPhone Ultraまで9月中に出荷されれば、かなり大きな新製品ラッシュになります。
Macについてはすでに発表済みの製品も含まれていますが、iPhoneやApple Watchなどについてはイベントでの正式発表を待つ必要があります。
イベントまでもう約1週間。
製品そのものだけでなく、今年は価格にも注目したいところです。
9月のApple新製品、性能より「値段」が怖い? AIブームのメモリ不足を考えてみた重要度:★★★★☆
AppleのAI拡大と環境目標は両立できる?
Greenpeaceが、AIの拡大がAppleの環境方針にとって大きな試金石になると問題提起しています。
生成AIやクラウドAIを大規模に提供するには、データセンターで大量の計算処理が必要になります。
そのためAI利用が拡大すれば、電力消費やデータセンター設備も増えていきます。
Appleはこれまで再生可能エネルギーの活用や製品の環境負荷低減などを強く打ち出してきました。
一方でApple IntelligenceやSiriなどのAI機能をさらに拡大していけば、AIの計算需要も増えることになります。
Greenpeaceは、この2つをAppleがどう両立させるかが今後の重要なポイントになると指摘しています。
これはApple自身による発表ではなく、環境団体による問題提起です。
情報源:9to5Mac ↗
重要度:★★☆☆☆
その他の注目ニュース
Google「Gemini 3.8 Flash」発表。狙うのは長時間動くAIエージェント
今日のAIニュースで最も気になったのがこれです。
Google DeepMindが9月2日、Gemini 3.8 Flashを正式発表しました。
驚くのはそのスピードです。
Gemini 3.7 Flashが登場したのはわずか3週間前。
Googleによると、今回で6週間のうちに3回目のFlashシリーズ更新になります。
GoogleはGemini 3.8 Flashを、同社のFlashシリーズで最も高度な推論・コーディングモデルと位置付けています。
特に強化されたのが、
* ソフトウェア開発
* 長時間にわたるAIエージェント作業
* 複数ステップの推論
* AIが処理結果を評価しながら作業を続ける能力
です。
つまり単に「質問すると賢く答えてくれるAI」ではなく、
ある程度長い仕事を任せて、AI自身が作業を進めていく
方向へかなり明確に進んでいます。
Googleが示した長時間ソフトウェア開発の評価では、大型のフロンティアモデルの多くを上回る結果も出ています。
ただし、これはGoogle自身が公表している評価結果なので、実際の開発現場でどこまで強いのかは今後の独立した比較も見たいところです。
価格は導入期間中、100万トークンあたり入力0.75ドル、出力3.75ドル。
2027年1月からは入力1.50ドル、出力7.50ドルになる予定です。
Gemini 3.8 FlashはGoogle Antigravity、Gemini API / AI Studio、Android Studio、Gemini Enterprise、Geminiアプリ、Google検索のAI Mode、Google Sheetsなどで提供が始まっています。
Gemini 3.8 Flashで始まる「長時間仕事をするAI」の時代を考えてみた重要度:★★★★★
Gemini 3.8 Flash Cyber、AIが脆弱性を見つけて修正まで
Googleは同時に、サイバーセキュリティ向けの「Gemini 3.8 Flash Cyber」も発表しました。
こちらは単にコードの問題点を指摘するだけではありません。
コードを調査し、脆弱性を探し、修正方法を考え、パッチを作成するところまでAIが進めることを想定したモデルです。
Googleによると、Gemini 3.8 Flash Cyberは脆弱性発見に関する評価で大幅に性能を向上させています。
一方で、サイバーセキュリティ向けの高度な能力は悪用される可能性もあります。
そのため一般向けに広く公開するのではなく、新しい「Fairwind Program」を通じ、政府機関、重要インフラ事業者、ソフトウェア管理者など信頼された防御側の組織へ限定的に提供されます。
AIコーディングが、
コードを書く。
プロジェクトを進める。
そして今度は、自分でコードを調べて脆弱性を発見し、修正する。
そんなところまで来ています。
重要度:★★★★★
米政府、G20にAI学習で「fair use」を認める制度を要請
AIそのものではなく、AIを作るためのルールについても大きな動きがありました。
Reutersによると、米政府はG20各国に対し、クリエイターの権利を保護しながら、AI企業が著作物をモデル学習へ利用できる制度設計を進めるよう求めました。
米商務長官Howard Lutnick氏は、AI開発を妨げない形でfair useの考え方を取り入れる必要があると主張しています。
同じタイミングで米司法省も、OpenAIとNew York Timesなどとの著作権訴訟で、AIモデルの学習はfair useに当たるとの立場を示す意見書を提出しました。
現在はOpenAI、Anthropic、Google、Metaなど、多くのAI企業が学習データをめぐる著作権問題に直面しています。
今後AIがどんなデータを使って学習できるのか。
これはモデルの性能だけでなく、AI産業そのものを左右するルールになりそうです。
情報源:Reuters ↗
重要度:★★★★☆
今日のまとめ
今日はAppleについては、9月9日のイベントを前にした「嵐の前の静けさ」という一日でした。
その中で面白かったのが、iPhone Ultraの2層UTG構造。
もし報道どおりなら、Appleは単に折りたたみiPhoneを出すのではなく、折り目や耐久性といった既存フォルダブルの弱点をハードウェアから改善して参入しようとしていることになります。
そしてイベントでは、新製品の性能だけでなく価格にも注目です。
一方、AIで今日一番大きかったのはGemini 3.8 Flash。
AI競争は「どのモデルが一番賢いか」から、
「どのAIが長時間、自律的に実際の仕事を完了できるか」
へ移り始めています。
そこへ強力な長期記憶まで加わったとき、AIは単なるチャット相手ではなく、本当に「仕事を任せられる存在」になっていくのかもしれません。
2026年後半は、その変化がかなり見えてくる時期になりそうです。
