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Tim Cook時代が終了、AppleはJohn Ternus新体制へ
Tim CookのApple CEO退任とJohn Ternus新体制、Phil Schillerの役割縮小、iOS 27 Beta 8、カメラ搭載AirPods、ChatGPT広告ARR10億ドルなど9月1日のApple・AIニュースをまとめます。
りんご好きringozuki.comTim Cook、Apple CEOとして最後の日。John Ternus体制へ
Appleが今年4月に発表した計画どおり、Tim CookがCEOとして最後の日を迎え、9月1日からJohn Ternusが新CEOに就任します。
CookはAppleを離れるのではなく、Executive Chairman(執行会長)として残ります。
Tim Cookは2011年から15年間Apple CEOを務めました。
その間にApple Watch、AirPods、Apple Music、Apple TV、Vision Proなど新しい製品・サービスカテゴリーを展開。
Appleの時価総額も、CEO就任時の約3,500億ドルから4兆ドル規模へ拡大しました。
新CEOのJohn Ternusは2001年からAppleに在籍し、ハードウェアエンジニアリングを率いてきた人物です。
Apple Silicon、AI端末、折りたたみiPhone、スマートホームなど、次のAppleをエンジニア出身CEOがどう率いるのか注目されます。
Tim Cookの15年でAppleはどう変わった? John Ternus時代への期待をAppleユーザー目線で考えてみた情報源:Apple公式 ↗
重要度:★★★★★
Phil Schiller、App StoreとAppleイベントの統括から退く
Bloombergによると、Apple FellowのPhil SchillerがApp StoreとApple製品発表イベントの統括から外れることが分かりました。
Apple自体には残り、Apple Fellowの肩書きも維持します。
App Storeはサービス部門トップのEddy Cueの管轄へ移り、日常運営はCarson Oliverが担当。
AppleイベントはNola Weinsteinが率いると報じられています。
Schillerは初代iPhone、iPad、Apple WatchなどApple史上の主要製品発表に深く関わり、近年はApp Store規制やEpic Gamesとの訴訟対応でも中心的な役割を担ってきました。
CookからTernusへのCEO交代だけでなく、Apple上層部全体が本格的な世代交代へ入り始めたように見えます。
信頼度:★★★★★
重要度:★★★★★
iOS 27 / macOS 27などBeta 8を一斉公開
Appleが、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27 Golden Gate、watchOS 27、tvOS 27、visionOS 27、HomePod Software 27のDeveloper Beta 8を公開しました。
正式版は9月公開予定で、Beta 8はかなり最終版に近い段階です。
現時点ではBeta 8特有の大型新機能は確認されておらず、仕上げや不具合修正が中心とみられます。
iOS 27ではSiri AIをはじめ、個人コンテキスト、画面認識、アプリ操作、Visual IntelligenceなどApple Intelligence関連機能の拡大が大きな注目点です。
重要度:★★★★☆
カメラ搭載AirPods、「見ているもの」を理解するAIへ?
macOSのコード解析から、Appleが開発中とされるカメラ搭載AirPodsについて新しい機能の痕跡が見つかったと報じられています。
AirPods側のカメラを利用して、ユーザーがどの画面を見ているか判定し、Mac、iPhone、iPad、TVなどを識別。視線対象に合わせてSpatial Audioを最適化する仕組みが検討されている可能性があります。
さらにVisual Intelligence関連の参照も見つかっており、将来的にはAirPodsのカメラを通じて「自分が見ているもの」についてAIへ質問するような用途につながる可能性もあります。
現時点では開発中の未発表製品であり、機能や発売時期は確定していません。
カメラ付きAirPodsで「見ながら話すだけ」の仕事はできる? 音声入力を使っている自分が想像してみた信頼度:
開発中の存在 ★★★★☆
発売時期等 ★★★☆☆
重要度:★★★★☆
新Mac Studio、Appleが「PCIe Gen 6」の記述を削除
先週発表された新Mac Studioについて、Apple公式プレスリリースには当初、SSDがPCIe Gen 6ベースであるとの記載がありました。
その後Appleは「PCIe Gen 6」という記述を削除し、現在は「next-generation SSD architecture」「従来比最大2倍高速」といった表現になっています。
Appleから理由について正式説明はありません。
MacRumorsなどはPCIe 5.0である可能性を指摘していますが、これは現時点では推測です。
信頼度:
記述削除 ★★★★★
PCIe 5.0推測 ★★★☆☆
情報源:Apple公式 ↗MacGeneration報道 → MacRumors ↗
重要度:★★★☆☆
その他の注目ニュース
OpenAI、ChatGPT広告が年間換算10億ドル規模へ
OpenAIはChatGPT Adsの年間換算売上(ARR)が10億ドルに到達したと発表しました。
米国で始めた広告テストを拡大し、8月31日からインド、欧州、中東、北アフリカでも広告主がAds Managerから直接広告を購入できるようになっています。
広告は現在、主にChatGPT FreeとGoプランで表示されています。
OpenAIの収益モデルは、サブスクリプション、API、企業契約、広告へ本格的に広がり始めています。
情報源:OpenAI ↗
重要度:★★★★★
NVIDIA、MediaTekへ35億ドル投資
NVIDIAが台湾MediaTekへ35億ドル規模を投資すると発表しました。
重要なのは単なる金融投資だけではなく、MediaTekがNVIDIAのNVLink Fusionを利用し、NVIDIAのAIシステムへ直接接続できるカスタムAIチップを開発できるようになることです。
両社はPCやAI自動車向けチップでも協力を拡大します。
NVIDIAはGPU単体を売る企業から、他社製AIチップまで自社のネットワークへ取り込むAIコンピューティング基盤企業へさらに進んでいます。
情報源:NVIDIA ↗
重要度:★★★★★
ChatGPT、EUで「超大規模オンライン検索エンジン」扱いへ
欧州委員会がChatGPTをDigital Services Act(DSA)のVery Large Online Search Engineに指定しました。
ChatGPTはEU域内で月間4,500万人以上に利用されており、基準を超えたとされています。
OpenAIには今後、違法コンテンツリスク、未成年への影響、基本的人権、選挙、公共安全などに関する追加的なリスク評価・対策義務が課されます。
興味深いのは、EUがChatGPTを単なるAIアプリではなく、検索エンジンに近い社会インフラとして扱い始めたことです。
情報源:欧州委員会 ↗
重要度:★★★★☆
SonyとWarner、ClaudeのAI学習を巡りAnthropicを提訴
Sony MusicとWarner Musicの音楽出版社が、ClaudeのAI学習に著作権で保護された歌詞や楽譜を違法に使用したとしてAnthropicを米連邦裁判所へ提訴しました。
原告側は、著作権で保護された楽曲データをAnthropicが違法に取得し、Claudeが一部を再現できると主張しています。
Anthropic側は争う方針です。
AI学習と著作権を巡る問題は、今後もAI産業全体に大きな影響を与える可能性があります。
情報源:Reuters(MarketScreener掲載) ↗
重要度:★★★★☆
今日のまとめ
今日はAppleにとって、製品発表とは違う意味で大きな一日です。
Tim CookがCEOを退任し、John Ternus体制がスタート。
Phil Schillerも主要業務から退き、Apple上層部の世代交代が本格的に始まっています。
一方、製品面で個人的に特に気になるのはカメラ搭載AirPods。
Apple IntelligenceやSiri AIと組み合わさり、「自分が見ているものを理解するAI」が耳元に常駐するようになれば、AIとの付き合い方そのものがかなり変わりそうです。
AI側ではChatGPT広告が年間換算10億ドル規模へ到達。
さらにEUではChatGPTが巨大検索エンジンとして扱われるようになり、AIが社会インフラへ近づいていることを感じる一日でした。
